【M&A特別対談】起業家に必要な高い視座 (第5話)

「ライフスタイル&テクノロジー」を事業領域として、創業20年余りでグループ売上1,300億円超まで成長し続けるストライプインターナショナル。2016年10月には創業2年目のベビー・キッズアパレルEC「smarby(スマービー)」を買収し、さらなる多様化を推し進めている。今回はそんなM&Aを実施したストライプインターナショナル石川社長とスマービー遠藤社長に、その舞台裏とM&A成功の秘訣を聞いた。(全5話)

一瞬たりとも、後悔したことはない

——ベンチャーナビの読者である、起業家もしくはこれから起業を検討している方へのメッセージをお願いします。

遠藤: 起業家予備軍の方は、起業にはリスクがあるとお感じかもしれませんが、自分たちが思っているほどリスクはありませんし、楽しいものです。実際に私は起業をしてから、一瞬たりとも後悔をしたことはなく、よかったと思うことばかりです。ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。

 

すでに起業されている方には、自分の視座をあげてくれるような投資家や経営者、いろんな人に会うことをおすすめします。自分のプロダクトにこだわることも大事ですが、より高い目線でチームを率いていくには、そういった出会いを大事にしていくことも必要だと思います。

泣くほど必要とされる会社を作る

石川:これから起業を目指す方には、仮に自分の会社が社会からなくなった時に泣いてくれるお客様がいるような、社会的存在意義のある会社を作ってもらいたいと思います。そのためには、存在価値のあるサービスや商品を提供していくことが必要です。 

私たちも「MECHAKARI(メチャカリ)」という社会的に非常に価値のあるサービスをアパレル業界にもち込もうとしています。そのようなことにぜひ挑戦していただけたらと思います。

また、起業して次の段階で悩んでいる方は、ぜひ我々の会社にPRをしにきてください。

私たちの会社は若い経営者を、特に設立3年以内のスタートアップの会社を非常に大事にしています。次のステージにいきたいタイミングで我々のグループに入り、また3年で卒業して、次のステージに上がっていただきたいと思っています。

この我々と共に進む3年間では、1億円や5億円しか回したことのないスタートアップのベンチャー起業家が、我々の会社で1,000億円企業のマーケティング、サプライチェーン、グローバル領域のビジネスに関わることができます。これにより視座を上げていただき、その高い視座の状態でイグジットしたお金をもって次のステージに挑戦する、という仕組みを応援していきたいと思っています。

なので是非我々の会社にアピールしに来ていただけたらと思います。

※本記事は配信日現在の内容です

 

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DIMENSION 編集長

DIMENSION 編集長

「人・事業・組織に向き合い、まっすぐな志が報われる社会を創る」をミッションに、真摯に経営に向き合う起業家に創業期から出資し、事業拡大・上場を支援する国内ベンチャーキャピタル。

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