
#海外展開
Web3特化のグローバルな戦略コンサルティングファームとして、事業成長に必要不可欠なトークンエコノミクスの構築やブロックチェーンの開発支援、コミュニティ運営などを一気通貫で行う、株式会社Pacific Meta。同社代表取締役CEO 岩崎 翔太氏に起業家の素養、組織づくりなどについて聞いた。(全4話)
ーー岩崎さんは東京大学在学中にライフエンディング領域でIT事業を創業されました。学生起業での採用や組織づくりについてポイントとなることを教えていただけますか。
経営とは事業のKPIを分解し、リソースを投下して効率を改善していくことだと考えています。
組織について考える時には、どのような人を採用すればKPIが伸びるのかということを軸に考えることが重要だと思っています。
当時、我々の企業は全て学生で運営していましたから、タスクを学生でもできるようにする工夫を常に念頭においていました。
私の考えでは、”Operation is King” であり、誰でもできるようにタスクを改善することが重要だと思っています。その差分にレバレッジが効き、利益率にも影響を与えます。
また、学生60人で組織を作り上げるのは初めての経験でしたが、それができた要因は、会社から与えられるものと従業員が求めるものがWin-Winの関係になっていたからだと思います。
当時私は学生起業家で、提供できるものは少なかったかもしれません。それでも、マーケティングの知識や組織文化、居心地など提供できるものもありました。そういった、こちらが提供できる要素を求める人を見つけ出すことが重要なのだと思います。
一方で、事業の企画は全て経営陣が考えていたので、事業企画をしたいという優秀な人が応募してくれても、その方のためにならないと判断し、お断りさせていただくケースもありました。
「優秀な人を採用したい」という考えは我々にももちろんあります。ですが、そこから考えるのではなく、タスクの方から、採用する人を考えるべきだと思います。
つまり、「このタスクを達成するためには誰が必要なのか」という順序で考えるべきです。ただ単に優秀だからという理由ではなく、必要なスキルや人格面を定義して採用するようにしています。
ーー2度目の起業において、採用面で何か改善されたことはありましたか。
創業メンバーに人事責任者を引き入れ、初めから組織拡大に向けた整備を進めました。
また、「どのような人を採用すべきか」も分かっていました。具体的には、組織カルチャーや各ポジションごとに必要な能力について、予め基準を持って採用に臨んでいます。
また、私は仕事をする上でオーナーシップが何よりも重要だと考えています。高度なスキルを持っている人よりも、オーナーシップを持っている人の方が、最終的には優れた人材になると思っています。
そのため採用においては、仕事にオーナーシップを持っている人や、オーナーシップを持つ才能のある人を見つけることが重要だと感じています。
これまでの経験から、オーナーシップのある人、つまり仕事を自分のものとして扱える人は、愛情深い人が多いと感じています。
愛情を持つ対象は、普段の生活でも、組織の中でも、何でも構いません。「愛情深い何かを感じる人」は、オーナーシップを持つ才能のある人である可能性が高く、そういう人を見つけて採用するように意識しています。
>次のページ「『あたり前に、グローバル』を目指す。株式会社Pacific Meta 岩崎 翔太CEOが語る「今後の展望」」
>前のページ「エンジェル投資家を経て2回目の起業。株式会社Pacific Meta 岩崎 翔太CEOが「Web3」領域を選択したワケ」
>Pacific Metaの採用情報はこちら
>Pacific Metaの公式HPはこちら
DIMENSION NOTE編集長
「人・事業・組織に向き合い、まっすぐな志が報われる社会を創る」をミッションに、真摯に経営に向き合う起業家に創業期から出資し、事業拡大・上場を支援する国内ベンチャーキャピタル。
#海外展開
#ビジョン
#人事・組織
#インタビュー
#ファイナンス
#インタビュー
#ビジョン
#M&A
#インタビュー
#インタビュー
#インタビュー
#インタビュー
This site is protected by reCAPTCHA
and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.