世界トップクラスのテクノロジー人材が集まる理由とは AnyMind Group 十河宏輔CEO(第4話)

2016年の創業以来、「AIテクノロジー」を軸に世界13拠点に事業を展開し、グローバルカンパニーとして飛躍的な成長を遂げているAnyMind Group(エニーマインドグループ)。同社は2018年10月にLINE、未来創生ファンド、ドリームインキュベータ等から約15億円の資金調達を実施。CEOの十河宏輔氏に、2017年9月のインタビューに続き、今回は事業拡大のポイントや今後の展望などについて聞いた。(全5話)

世界中から集う国籍豊かなエンジニアチーム

――エンジニアチームに関して、御社はどのような体制で組成されていますか?

我々はAIテクノロジーカンパニーなので、プログラミング言語は基本的にPythonを使っています。Pythonのエンジニアは世界的に不足していて、世界中で激しい人材獲得競争が繰り広げられています。

当社の強みは、英語環境だからこそ世界中の優秀なエンジニアを採用できること。そして成長市場であるアジアに展開するサービスを開発できる、というチャレンジングな環境があることです。

私たちにとってテクノロジー人材に対する投資は最優先事項であり、優秀なエンジニア採用のための投資は惜しみません。実際、エンジニアチームが当社の中で一番国籍豊かで、10ヶ国以上のメンバーが集まっています。活動拠点もバンコクやベトナム、東京など、グローバルに拠点を構えています。

オフィスもかなりオープンな設計にしているので、エンジニアにとっても働きやすい環境が揃っているかなと思います。

 

 

――御社に集まるエンジニアに共通する特徴は何かありますか?

当社はとにかくスピードが早いので、どんどん新しいサービスを作るスピード感を楽しめる人が多いですね。

また、世界と競争する上では常に新しい技術をインストールし、自分たちを高める向上心が不可欠です。そういったモチベーションが高いメンバーが多く集まっています。

 

日本の優秀なエンジニアが「世界」に羽ばたく舞台に

――日本でもエンジニア採用を加速されています。世界的に見て日本のエンジニアについてはいかがお感じでしょうか?

日本のエンジニアは優秀です。世界的に見ても採用を強化していきたい、重要な人材マーケットになっています。一方で、日本のエンジニアももっと世界で勝負してほしいという思いはあります。

現在、テクノロジー部門の責任者が主導してエンジニア採用を進めていますが、優秀な方がいればとにかくスピード重視で採用するように言っています。

 

――英語環境が日本人にとってハードルになることもあるのではないでしょうか?

エンジニアに関しては英語が話せなくても全然大丈夫です。なぜならエンジニアはプログラミングコードという共通言語を通して会話できるからです。

実際、全く英語が話せない状態で入社した日本人エンジニアがいるのですが、彼の書くコードが非常に的確だったため、国籍豊かなエンジニアチーム内で非常にリスペクトされています。そして、2ヶ月も英語環境で仕事をすれば、流暢ではないにしろ、最低限のコミュニケーションはできるようになるものです。

日本だけではなく、世界で通用するプロダクトが作れる環境がAnyMind Groupにはあります。グローバルな環境で勝負するチャンスを求めるエンジニアの方は、ぜひ当社の門戸を叩いてほしいですね。

 

 

>第5話「時代の変革期を捉え、アジアを代表するグローバル企業を目指す」に続く

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DIMENSION 編集長

DIMENSION 編集長

「人・事業・組織に向き合い、まっすぐな志が報われる社会を創る」をミッションに、真摯に経営に向き合う起業家に創業期から出資し、事業拡大・上場を支援する国内ベンチャーキャピタル。

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