
#人事・組織
「well-working 労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。」をミッションに掲げ、クラウド人事労務ソフトSmartHRを提供している株式会社SmartHR。同社代表取締役CEO 芹澤 雅人氏に経営者の素養、組織づくりのこだわりなどについてDIMENSIONビジネスプロデューサーの下平将人が聞いた。(全4話)
ーー芹澤さん個人としてのキャリアにおいて、大事にされている習慣などはありますか。
スタートアップの経営者ってすごくロールが変わりやすいというか、求められる役割がすごく変わるなと思っています。そこに先回りして追いつけるのが一番良いけれど、大抵の場合は状況が変わってからキャッチアップしていくことになる。
このキャッチアップスピードをいかに早くするか。求められることを何でもやるくらいの精神で自分の役割を変えていくことがとても重要だと考えています。
それを達成する上では、学習習慣がすごく大切だと思っています。
私の場合、インプットとしては読書や人との対話を大切にしています。
先輩経営者とお話するだけでも色んな学びもありますし、従業員一人一人と話すことも自分を客観視するための良いインプットになります。
また合わせて、自分の考えを整理して文字にする形でアウトプットしていくというのもセットだと思っています。
学習のインプットとアウトプット、双方を習慣化させることが経営者としても個人としても重要だと思います。
ーー最後に貴社の今後の展望についてお聞かせください。
まだまだ労務とタレントマネジメントは伸びしろがあると思っているので、しばらくはここを拡大することに集中したいです。
「SmartHRってもう仕上がっているんじゃないの?」と思われるかもしれないですけれど、もっと視野を広げていかないと私たちのコーポレートミッションは達成できません。
当社のコーポレートミッションは「労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。」というもので、それを一言でwell-workingと呼んでいます。
ミッションから比べると私たちが社会に与えている影響はまだまだ小さいので、もっと多くの会社にサービスを使っていただいて、究極的には「日本で働くんだったらみんなSmartHR使うよね」という社会を目指していきたい。
そのためにまずは労務を切り口に、面を広げていくことを続けたいと考えています。
面を広げる具体策として、タレントマネジメントのプロダクトをもっと進化させ、従業員がポテンシャルを最大限に発揮できる環境作りをサポートしていくところも重要だと考えています。
労務とタレントマネジメント、この2つをやることで、働くことに対する価値観や働き方に対して影響を及ぼせるようになると思っているので、まずは着実にこれを達成したいと考えています。
加えてグループ会社や新規事業をパワーアップさせ、互いにシナジーを作りながら「well-working」の一端を担い、SmartHRグループ全体の活動を通して日本の働き方をアップデートしていくことを実現したいと思っています。
「スマートフォンがない時代ってどうやってたんだっけ」みたいな、イノベーションが無かった時代を思い出せないことっていくつかあると思うんですね。
それを「SmartHRが無かった時ってどうやって働いてたんだっけ」みたいな、そういう感覚を作れたら達成感があるなと思うんです。
なので、そんな未来を目指したいと思っています。
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著者 下平 将人
1986年生まれ。長野県松本市出身。弁護士として法律事務所で勤務した後、LINEにて社内弁護士や新規事業開発担当を経て、DIに参画。国内VCファンド「DIMENSION」を立ち上げる。投資先複数社の社外取締役。一橋大学法学部、慶応義塾大学法科大学院卒業、グロービス経営大学院卒業経営学修士。NewsPicksプロピッカー。動画プラットフォームUdemyにて、スタートアップ経営戦略の教科書(全5回)を配信中。経済産業省 U30関西起業家コミュニティ メンター、超起業学校スタートアッププログラム メンター等。趣味はバスケ。
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