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投資家選びで大切にしていること「TeamSpirit」の挑戦 チームスピリット 荻島浩司社長(第4話)

「すべての人を、創造する人に。」をミッションに掲げ、働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」などのバックオフィス向けクラウドサービスを展開する株式会社チームスピリット。2018年には東証マザーズ上場を果たし、企業DXの推進役として急成長を続けている。そんな同社代表取締役社長の荻島浩司氏に、起業家の素養、成長事業の作り方などについて、DIMENSIONビジネスプロデューサーの下平将人が聞いた(全4話)

投資家選びも「信頼第一」

ーー1996年の起業から15年、2011年に初めての大型資金調達を実施されました。その際に意識されたことをお聞かせください。

シリーズAの資金調達で大切にしたのは自分たちの分野を理解してくれる投資家であること。我々の場合SaaSという新しい業態でしたので、その良い面も難しさも理解していただける投資家を選ぶことが重要でした。

非常にラッキーだったのは、最初にSalesforce Venturesから資金調達できたこと。

2011年の頃に「SaaS」の価値を本質的に理解している投資家は非常に少なかったので、salesforce.comを母体とするSalesforce Venturesにに出資いただけたのは本当に運が良かったです。

そしてさらに大切だと思うのは、投資家自身の人格です。

当時Salesforce Venturesに着任されたばかりの倉林陽さん(現DNX Ventures マネージングパートナー兼日本代表)は人として本当に「信頼」できました。おかげさまで苦しい局面もたくさん助けていただきました。

投資家も基本的にはサラリーマンとしてビジネスでやっているのは理解しつつも、いかに「信頼」関係を作れるかが資金調達においても大切なように思います。

 

「働く人の行動を科学するSaaS」を目指す

ーーチームスピリットの今後の展望についてお聞かせください。

今は「ERPのフロントウェア」としてやっていますが、中期的には「働く人の行動を科学するSaaS」にしたいと思っています。

そのためには3段階のステップがあります。

1段階目が今。働く人の全ての行動が実績としてデータ蓄積される段階です。

何時に来て何時に帰った。その間にどの作業を何時間やった。どこに行って、何に経費をどれだけ使った。稟議状況や仲間同士のSNSでの会話。働く人の全ての行動が実績として蓄積されているのが今の「TeamSpirit」です。

第2段階は「計画」。

経費で言えば経費予算、行動であれば行動計画、工数で言えばプロジェクト計画。「計画」の部分を蓄積することを目指します。

2段階目を経て予実のデータを蓄積できたら、第3段階目として目指すのが「ITパーソナルコーチ」です。

蓄積したデータを分析し、働く人がどういうアクションをするべきなのかアドバイスする、まるで「ITのパーソナルコーチ」が全ての働く人につくような、そんなサービスにしていきたいと思っています。

 

ーー荻島さん個人としての目標は何かありますか?

私の個人的な目標は2つです。

1つ目は会社に入ってくれた人達が、チームスピリットに本当に入って良かったという風に感じてもらうこと。

2つ目はお客様が本当に心から使ってよかったと思ってもらえるようなプロダクトを作れる会社にすること。

一番最初に私の経歴でもお伝えした通り、私はどちらかと言うと自分でプロダクトを考えてマーケティング活動して売り込みに行って、と全部やりたいタイプなのですが、それが会社としてできる、そんな会社自体を創っていくのが今の私の目標です。

 

ーー最後に若手起業家や起業家予備軍である読者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

ご覧になっている皆さんは起業家、もしくは起業家を目指されている方だという風にお伺いしました。

みなさんがこれから進まれていく先にはとても明るい未来が開かれていると思いますし、皆さんが努力されることによって世の中がより良くなっていきます。是非皆さん頑張っていただきたいです。

成功するまでにはいろんなことがあると思いますけれども、その一つ一つが勉強になります。私も随分年を取りましたけど、日々勉強できているなという風に思います。

今やっていることは必ず役に立つ、無駄にはならないと思いますから是非頑張ってください。

もし道半ばでちょっと休んでみたいなと思われるようなことがあったら、我々オープンに人材を毎月受け入れていますので、もしチームスピリットで働いてみようという人がいたらお越しいただければと思います。

※インタビュー記事は2021年10月26日現在の内容です

 

 

 

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著者 下平 将人

著者 下平 将人

弁護士として一般民事や企業法務を経験したのち、LINE株式会社の社内弁護士やチャットボット領域の新規事業開発担当を経て、DI、DIMENSIONに参画。人材紹介サービス「CAREEPOOL」のPM。投資先複数社の社外取締役。日本組織内弁護士協会理事。一橋大学法学部、慶応義塾大学法科大学院卒業、グロービス経営大学院卒業。 クリエーターをサポートするArts&Lawに所属しクリエーター向けに無料法律相談を実施。 アニメ業界のペインについて業界を横断して考える「Animation&law」を主催。

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