
#M&A
2012年に台湾で創業し、「AI x SaaS」のAI ネイティブ企業として東証プライム市場上場も果たしたAppier(エイピア)。「誰もが簡単に使えるAIの普及と実用化」を推進し、企業のセールス・マーケティング活動を支援する事業を、世界17拠点でグローバルに展開している。同社代表取締役CEOのチハン・ユーが語る、起業家の素養や、グローバルでの事業成長の要諦とは。DIMENSIONビジネスプロデューサーの伊藤 紀行が聞いた。(全4話)
ーー今後の展望をお聞かせください。
私たちのビジョンは“MAKING AI EASY BY MAKING SOFTWARE INTELLIGENT”(AIをもっとシンプルに ソフトウェアはよりスマートに)。ミッションは、『ソフトウェアをよりスマートに、AIでROIを向上させる』です。
創業時である10年前にこのような話をすると「何を言ってるの?」と言われ、理解されることは少なかったですが、今は、あらゆるソフトウェアがIntelligent Ver2.0になろうとしており、非常にエキサイティングな時代が到来しています。。
私は20年エンジニアに関わっていますが、間違いなく今が最も面白い時代だと思います。そして私たちはこのイノベーションの、先駆者になりたいと考えています。
今後の戦略としては、まずAIを活用して人々がより適切な意思決定を行えるようなプロダクトを作り続けます。
自動化をもっと進めることによって、人々の生産性を向上させるようなプロダクトを作り、イノベーションを起こしたいと思います。
次に、世界中のあらゆる人たちに私たちのプロダクトの価値を享受していただきたいと考えています。
2年前、私たちは米国市場に新規参入し、2023年6月時点で売上全体の15%を占めるまでに成長させました。
今後はアメリカだけでなく、「ソフトウェアのインテリジェンス化における第一想起」を世界中で獲得したい。
私たちの道のりはまだまだ始まったばかりです。
ーーあなたがもし投資家なら、どのような会社に投資しますか?
私は投資家ではなく会社を自ら創る起業家であると自認していますが、もし投資先を選ばなければならないとしたら、先ほど述べたようにまずは「粘り強い」起業家に投資したいと思います。
その人が粘り強く事業を続けられるかどうかを知る上で、「なぜその会社を設立したのか」という理由を聞きたいと思います。
その理由次第で、どれだけ粘り強くビジネスを構築し続けられるかがわかると思います。
次に、非常に大きな市場にアプローチしていること。そして最後に、特にアーリーステージでは、変化に適応できる力を見極めたいです。
これだけ変化が早い時代の中で、変化に適応できる人・会社だけが成功することができます。
私たちだって「9度ピボット」しましたから(笑)。
ーーありがとうございます。では最後に読者に向けてメッセージをお願いします。
AIの分野で20年間走り続けてきた者として、今ほどエキサイティングな時代はありません。そして、誰もがグローバル人材になるチャンスがある時代だとも感じています。
特にポストコロナの時代においては、どこからでも、何にでもチャレンジできるようになりました。
私たちは世界中の優秀な方々にとって、自分たちが輝けるプラットフォームを提供します。
舞台は世界です。
もし私たちの挑戦に共感いただける人は、ぜひご一緒できたら嬉しいです。
>Appierの採用情報はこちら
>AppierのHPはこちら
著者 伊藤紀行
DIMENSION Business Producer:早稲田大学政治経済学部卒業、グロービス経営大学院経営学修士課程(MBA, 英語)修了。 株式会社ドリームインキュベータからDIMENSIONファンドMBOに参画、国内のスタートアップへの投資・分析、上場に向けた経営支援等に従事。主な出資支援先はカバー、スローガン、BABY JOB、バイオフィリア、RiceWine、SISI、400F、グローバ、Brandit、他 全十数社。 ビジネススクールにて、「ベンチャー戦略プラン二ング」「ビジネス・アナリティクス」等も担当。 著書に、「スタートアップ―起業の実践論 ~ベンチャーキャピタリストが紐解く 成功の原則」
#M&A
#起業家の素養
#ファイナンス
#人事・組織
#人事・組織
#ビジョン
#志
#起業家の素養
#起業家の素養
#経営戦略
#起業家の素養
#M&A
This site is protected by reCAPTCHA
and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.